2023年12月26日火曜日

M-1グランプリの優勝と、公務員試験の面接の合否の決め手は、やはり同じです🎍 (その2)

(その1の続き)

さて、M-1グランプリ優勝、ひいては公務員の面接の最終合格、最大の決め手は、結局何だと思われますか? Xmasとお正月という一大イベントをはさんだ、独特の静けさがある年末に、缶コーヒーでブレイクしながら考えたいと思います。

 

「本心から話しているか」、に尽きると思います。

言い換えると、「作ってないか」。

本当にやりたい事、言いたいテーマ、伝えたい話、好きなネタなのか。心底から、M-1だったら、お客さんやファンの皆さんと審査員、また公務員だったら、目の前の面接官に、聞いてほしいネタ、訴えたい話を、まさに適切な言葉を選んで届けようとする気があるのか。

そういう心意気から出てくる話をする人に、人間は感動し、笑い、評価して、これからこの人に頑張ってほしいなと一票を投じたり、合格の結果を出すのだと思います。

 

ゆえに本心が大事ですが、思うに、実は自分の本心が何なのか、分かることは難しいのかもしれません。自分のことでも、人間ってよく分かっていなくて、日頃から分かろうと意識を向けていないと、簡単に分からないかもしれません。

 

このブログは、TAC生だけでなく、外部の方もご覧になることがあるかと思います。公務員試験を最後の面接まで、独学でやろうと思っている人もいるでしょう。

そして、受講相談で「独学で学科は何年も受かり続けているのに、面接で結果が出ない。コミュニケーションには自信があるし、他の合格者に比べて何が悪いか分からない。面接は、家族や友達に練習してもらっているが、皆もどうして落ちるか分からないと言っている。」

という方が来られます。

 

面接で結果が出ない、評価が得られない、という現実には、必ず理由があります。

今年のM-1グランプリの結果でも同様です。合格は、話のうまいヘタでは、ないです。それから、自己評価は、一般的に誰しも、甘いです。世界中の誰でも、自分を完全に客観的に見ることができる人は、いないと思います。そして、家族は自分の延長上にあるような人たちなので、やはり客観的に見ることは難しい。友達も同様に、その人の「特徴」を、短所ではなく長所としてとらえる人たちなので、悪い所は分からないです。

 

まず、自分の本心と向き合う。

そして、志望動機ややりたい仕事、自己PR等で、本番15分中、自分が生きてきた時間の中で、最も相手に伝えたいことを考える。

そして、コミュニケーションは「相手に伝えて、理解してもらう」ためにあるので、分かりやすく伝えることも大事です。

 

今年のM-1グランプリの後、優勝の令和ロマンへのインタビューで、最終決戦のネタ選びについて尋ねられ、「シンプルな漫才コント。なるべくやさしく、いいネタをやりました。」と答えていました。

シンプルでわかりやすく、かつ、日頃から心の底で思い続けているような生の実感がこもった中身なので、司会の今田さんが泣いて面白がっていたんだと思います。そして審査員に10歳の小学生がいたとして、令和ロマンで笑えたと思います。

 

公務員の行政での面接は政策のことなど訊かれますが、一般の方が面接官をすることもあるので、それこそ10歳の子供が聞いても理解できるように語る。聞き手の目線に立って、分かってもらう努力をしようと自分からへりくだる姿勢に、応援してあげたいという気持ちに相手もなるんだろうと思います。

 

M-1グランプリ最終決戦のネタは、企業秘密みたいなものなので、普通は演じるまで自分と相方だけの極秘事項だと思います。言い換えると、他人の事前チェックが入りません。

漫才でも何でも、仕事のコンビの相手は、家族でないけど家族より時間を過ごすという意味で縁が深い、不思議なご縁です。こうなると、やはり客観的に見えなくなってくる。もし他の人に相談することができたら、今年の最終決戦のさや香のネタは、止めたんじゃないかと思いました。

ところが昨日・今日とネット記事で、先輩芸人がこのネタを事前に知って17回止めたとか、審査員の山田邦子さんが「僕たちのレベルまできてますか、とこのネタで挑戦してきた」と言っておられたのを拝読しました。優勝しなくてもこのネタがやりたい、このネタを受け止められる日本のお笑い界にしたい、という矜持があったんでしょう。

 

ただ、M-1グランプリでも公務員の面接でも、自分の発言で、目の前の人を置いてけぼりにしない、理解できないことで寂しい思いをさせないという、努力や工夫をする姿勢が、(ちゃんとこちらのことにも思いやりがある)と相手を嬉しくさせ、「この人に業界を変えてもらいたい」と、一票を投じ、合格通知を出すのだと思います。

 

話が少し逸れましたが、学科でも面接でも、自力で結果が出ずに悩んでいるのであれば、やはり状況を第三者として客観的に判断できる人に相談することで、嘘のようにアッサリと問題が解決する、つまり最終合格することは普通にあります。

全国のTAC公務員講座(現在34校舎)で、毎日受講相談を無料でいたしております。お気軽に一度出向いて、お話されてみてはどうでしょうか。TACでは、しつこい勧誘や、入校を迫るようなことも、どこの校舎でもありません。

 

人の力を借りることで、テコみたいになって、グッと自分の本来の合格力が、思いがけず恐ろしいほど発揮できる。よくある話です。

 

TAC徳島校 088-653-3588 (受講相談予約番号)

 

ですが、北海道から沖縄まで最寄りのTACに、悩んでいる時間があれば、相談に行ってみてください。それでは皆さんのお越しを、来たる2024年もお待ち申し上げております。

 

P.S.

まさかChat-GPTに、面接カード(公務員のエントリーシート)を書かせている人もいないと思いますが、もったいない話です。一番になれないので、おやめになった方がいいです。

今年も当校で(一番で通る!)と確信した方がおられたので、「一番で通るから、油断と慢心だけに気を付けて、今日みたいに本番でも振舞ってください」と言っていた方が、やはり一番で最終合格されました。

一番になる時、なる人も分かります。おっしゃっている内容が、唯一無二なんです。

今までの膨大なネット上にある文章から、もっとも確率的にありそうな答えを探して文にするChat-GPTに書かせると、「なんか、どこかで見たなコレ」という志望動機や自己PRになります。そうなると、一番にはほど遠いです。

 

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