2023年12月25日月曜日

M-1グランプリの優勝と、公務員試験の面接の合否の決め手は、やはり同じです🎄(その1)

昨日クリスマス・イブに、2023年のM-1グランプリ(日本一の若手漫才師を決める大会)の最終決戦がありました。テレビのLIVEで、ご覧になりましたか?

出場3組が演じ終わった後、優勝者を毎年予想しています。そして今年も予想的中、「令和ロマン」でした。

 

この理由が、昨年のブログでも書いた通り、M-1グランプリの優勝と、公務員試験の面接の合否の決め手が、実は同じだからです。

 

TAC徳島校では、今年の公務員試験の最終合格結果が、年末に全て出揃います。そして昨日の、M-1最終決戦出場3組の漫才プレゼンとその結果を拝見して、公務員の面接で合格するために何が必要かをよく教えてくれる、面白くてためになる、大変優れた教材だなと思います。

1Fエレベーター前の自動販売機が新しくダイドーになったので、コーヒー缶でブレイクしながら、この話をしようと思います。

 

個人的に、話芸があって、華があるのは「さや香」だと思います。ネットの事前の下馬評では、さや香が優勝の最有力候補でした。最終決戦の前の決勝10組では、トップの成績で通過しました。

そして、3組の最終決戦。「仮想通貨って、やったことある?」とお客さんに振る冒頭から始まって、「見せ算」という数学的なネタを4分、あの舞台に立たないとわからないであろう異様な緊張感の中で、流暢に披露するって、凄まじい話芸です。

しかし、7人の審査員が、誰も1票を投じなかった。

このようなことって、公務員の面接の結果でも「あるある」なんです。

 

また、個人的に、笑いのセンスが天才的だな、と思ったのが「ヤーレンズ」。故・志村けんさんの「アイ~ン」っていうギャグが好きな私は、アレに通じるものをヤーレンズに感じます。ネタの合間に挟むギャグが、膨大な知識があるお笑いAIではひねり出せない、不条理で直感的だけど、衝撃の笑いをもたらす才能はスゴいな、と思います。見た目の風貌も面白く、耳で聞く掛け合いのテンポ・スピード・リズムといった音感も心地よかったです

そして、最終決戦3組中、決勝10組での得点は中位、決戦ではヤーレンズに3票、令和ロマンに4票入りました。

これを公務員の面接に置き換えると、決勝がいわば二次面接で、最終決戦が三次面接ということになります。

そうすると今回のヤーレンズは、二次も三次も中位で通る人、ということになり、多くはこのパターンかなと思います(二次・三次で、評価が変わらない、つまり良くも悪くも逆転がない)。これにも理由があると、私は思います。

 

そして、優勝の「令和ロマン」。

決勝10組での得点は、最終決戦3組中で最下位でした。そして、「トップバッターは優勝しない」というM-1のジンクスをはねのけ、決勝でも最終決戦でも、初めに演じました。

そして最終決戦4分を演じ終わった時に司会の今田さんが、「吉本にこんな人ヒトおるな~ 誰やろ」と言って、涙目になるほど笑ってたのが、印象的でした。

 

さて、昨日のM-1グランプリ、最後までご覧になっていたのであれば、誰が優勝されると思いましたか? 結果、どうでしたか?

 

それでは今までの話を、公務員の面接の合否基準に寄せていきます。

優勝候補で、決勝ではトップの成績の「さや香」に、最終決戦で誰も1票を投じない。話芸も華もあるのに、です。

これは、公務員の面接でも「あるある」なんです。

つまり、本番の三次面接で、自分がどういう内容や言葉を選んで、どんな態度でプレゼンするか。これが、一番大事です。そして、求められているのが、口達者な話しぶりや、本人の華という訳でもない、ということになります。

工学部出身の理系男子が行政に転向して受験した場合に、朴訥な話し方で態度も飾り気ない人がいますが、受かります。逆に、よく話せて優秀な方なのに、落ちる時もあります。

 

独特な持ち味の「ヤーレンズ」は、今回の結果で言うと、二次も三次も評価が変わらない人です。

これを公務員の面接結果に置き換えて、経験上でいうと「欠点が無く、そつがない人」がそうなり、このパターンが多いかな、と思います。

 

そして、最終決戦3組中、最下位の成績から逆転優勝の「令和ロマン」。「トップバッターは優勝しない」というM-1のジンクスも破りました。

公務員の面接で言うと、二次より三次が良くて最後に受かる人、と言うのは、本番に強いタイプの人がそうなります。大事なここ一番、という時のプレッシャーに強くて、いつも以上に力が出せるタイプ。

また公務員でも、面接の順番はトップでもトリ(最後)でも、中盤戦でも結果には関係がないです。

 (その2に続く)

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