さて、今日のテーマです。校舎のブログなので、主観的なテーマは取り上げないようにしているのですが、毎年12月に実施される『M-1グランプリ(日本一の若手漫才師を決める大会)』、特に決勝戦の審査を見ていて、公務員の面接の合否の審査基準も、実は同じだなとかねがね思うところがあるので、窓の外の牡丹雪を眺めながらこの件についてしたためます。
まず、お伺いしたいのが「M-1グランプリ、ご覧になっていますか?」。
私は次に大阪に行く時に、なんばグランド花月で中川家の漫才ライブを見に行こうかな、と思っていますが、元々、面白い人や楽しい話が好きな上に、M-1の決勝戦になると、日本語を駆使して全人生を賭けた圧倒的な話芸に、テレビの前でコーヒーでも飲みながら気軽に見るというよりは、固唾を呑んで見守ってしまいます。
そして次に、「M-1見てるよ」という人にお伺いしたいのが、「決勝3組の内、誰が優勝するか、予想していますか?」。さらに、「予想した人を、当てることができていますか?」。
過去5年のM-1優勝者を振り返ってみると、2018年「霜降り明星」、2019年「ミルクボーイ」、2020年「マヂカルラブリー」、2021年「錦鯉」、そして今年の2022年は「ウエストランド」です。実は私、この優勝者を、決勝3組の漫才の後で、全ての予想が大当たりです。
と申しますのも、M-1グランプリ優勝の審査基準と、公務員の面接の合否基準は、おそらく同じだからです。一体、漫才日本一を決める審査基準と、公務員面接の合否基準の、何が一緒だと思われますか?
「本当に自分の心から言いたいことを、目の前のお客さんやTV視聴者、あるいは面接官の心に届けているか」だと、私は思います。
これで判断すると、毎年M-1の優勝者予想は、外すことが無いです。漫才師に対する好みや、自分が一番笑ったからで選ぶと、当たり外れが出てくると思います。
M-1決勝戦は、持ち時間4分に、今までの自分の芸人人生と言うよりは、全人生を賭けて挑み、審査員の評価を待ちます。公務員の面接も年度や自治体によりますが、短い場合は3~5分で終わる時があるので、平均4分で、自分の全人生を賭けて言語で口頭表現して、目の前の面接官に審査され、人生を変えるという意味で、本質的に同じことです。
そして、公務員の面接に受かる人と、そうでない人の差です。
一次合格すれば、面接カードを書いて、それを元に本番の面接が実施されます。学校側ではもちろん、「受かる面接カード」の書き方のご説明やご指導をいたします。そして、受講生の皆様が記入された面接カードを拝見しながら、何度も模擬面接をします。
この時、大学生なら今までの22年の人生、社会人受験生なら今までの30年や40年の人生を振り返って、志望動機や自己PR、やりたい仕事など、自分の人生と志望官庁や自治体との整合性や、それが無い場合は、どうやったら相手に説得力を持たせて、そのことを分かってもらえるか、学校側のサポートも参考に、まずは自分がどう考えて何を伝えたいかを大事に、面接カードをまとめて、模擬面接でも応対していきます。
ところが、そうでない方がいらっしゃいます。(後編に続く)
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